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北海道胆振東部地震活動報告書
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能登半島地震 DoRAT(北海道JRAT)より1次隊派遣

DoRAT(北海道JRAT)から1次隊が能登半島地震の支援のため派遣されました。
1月17日から1月21日(現地活動18・19・20日)まで活動します。

9月12日 2次隊 医師1名 理学療法士1名作業療法士1名 がAM8:31鵡川に入り、避難所の環境評価、避難者のリハトリアージを行い、また保健福祉部救護班のミーティングに参加。

3次隊 医師1名 理学療法士2名 言語聴覚士1名 DMATより依頼受けPM17:00医療救護保健調整本部に入り打ち合わせ。

 避難所での床からの立ち上がり困難者が多く対応の依頼を受け、簡易手すりや4点杖を厚真に搬送、設置の手配。

9月6日 胆振東部地震が発生し,現地への支援は自衛隊の派遣に引き続き,DMATの医療支援チームが入っております.救助/救命,医療支援の次に必要になるのは,被災した方の生活支援です.避難所生活での二次的健康障害(エコノミークラス症候群などの生活不活発病)予防や,在宅復帰後の生活再建には,医療だけではなく,生活・介護・福祉の視点での支援が必要です.東日本大震災時に日本大規模災害リハ支援関連団体協議会(JRAT)が設立され,広島土砂災害,熊本地震では,全国各地から現地にリハチームが支援に入っております.今回の胆振東部地震でも,発災翌日の9月7日に、北海道災害リハ推進協議会(DoRAT)、北海道リハ専門職協議会等のメンバーからなる対策本部が立ち上がりました(事務局は札幌渓仁会リハビリテーション病院)。道庁の災害対策連絡本部に関わる北海道医師会、北海道保健福祉部医務薬務課等と連絡を取りながら、支援の準備を続けておりました。9/11 医師1名,理学療法士2名の3名のリハチームがむかわ町に入り,現地の保健師さんと今後支援の相談をしてまいりました.被災の中心となった厚真、安平、むかわ、平取、日高は、いずれも高齢化率が35%前後でまだ避難者も多く、今後の継続的な生活支援にリハチームの参加は必要と考えています.

 6月9日(土)函館 第49回北海道作業療法学会において

17時30分から災害ワークショップを開催いたします。

 

 内容は、北海道版避難所運営ゲーム(Doはぐ)です。避難所運営ゲームとは、避難所運営をみんなで考えるためのひとつのアプロ—チとして開発されたものです。避難者の年齢、性別やそれぞれが抱える事情(高齢者や障害者など)が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた模造紙にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対処していくかを疑似体験するゲームです。

 避難所は避難された方が一時的に生活する場になります。避難所運営には、作業療法士の知識と技術を発揮できると考えています。

 ぜひ皆さんで、災害時における作業療法士の果たせる役割を考えてみませんか。

 

6月9日(土)17時30分〜19時、函館アリーナ1F 多目的会議室でお待ちしております!

北海道リハビリテーション学会報告

2017年7月29日、第62回北海道リハビリテーション学会学術大会が開催されました。
 教育講演では「地域包括ケア時代の地域JRAT(災害リハビリテーション)組織化」~地域リハの本領発揮~JRAT代表 栗原正紀先生にお話し頂きました。
 公開討論会では、「災害を想定した多組織連携」が行われました。司会は横串算敏先生と清水兼悦先生。指定発言は、栗原正紀先生(JRAT代表)、青山雅人先生(道保健福祉部地域医療推進局医務薬務課課長)、橋本洋一先生(道医師会常任理事)、光増智(DoRAT理事長)、太田誠(道リハ専門職協会会長)よりお話し頂きました。

 災害リハビリテーションに関係する職種や行政の方が一堂に会し、今後北海道で災害リハビリテーションをどのように進めるかという討論ができたのは貴重なことだと思います。
 栗原先生は、JRAT代表としてこれまで長崎での取り組みや熊本の取り組み、国政への働きかけの話を伺い、災害リハビリテーションの確立への想いを伺うことができました。合わせて、DoRAT(北海道災害リハビリテーション推進協議会、地方JRAT)の道内における組織化の指南を頂きました。DoRATへの大きな期待と宿題を頂き、身の引き締まる思いです。

 今後、道リハ学会では災害リハビリテーションを推進していくとのことです。災害リハビリテーションを推進する仲間がさらに広がっていくことを期待しています。

北海道作業療法学会で災害リハビリテーションワークショップを開催

 

2017年6月11日(日)

北海道作業療法学会(札幌コンベンションセンター)のワークショップで以下のセッションが行われました。

 

「災害リハビリテーション~南富良野町の洪水被害の現状と課題~」

 

 

 

 

講師1(写真左)

辻 恵 OT 新札幌こども発達クリニック

 

講師2(写真右)

鈴木康弘 OT 砂川市立病院

 

 お二人は南富良野町の洪水被害のボランティアに参加されました。ボランティア活動を通して災害被害への支援の在り方についてご発表をいただきました。また、加えて鈴木OTからは災害拠点病院としての現在の活動や備えを教えてくださいました。

 

 災害に合われた方の暮らしの編みなおしに触れた経験を伺い、地域の皆さんへどのような支援が必要かを考えさせられるワークショップとなりました。

 まずは我々の置かれた環境が災害時にどのようなものであるかを知ること、そして災害支援を行う上では物的・環境改善支援と共に

身体的・精神的支援の一助に我々も加わることが必要であろうことを痛感しました。

 

 

 DoRATでは、道内における福祉避難所ついて、現状調査も独自に行っており、今後発表予定です。より災害リハビリテーションについての必要性を知っていただけるよう、このような実際の体験談を皆様と共有する場を設けることで平時の備えの一助にしていきたいと考えています。